ECサイト運営代行はどんな会社が使うべきか
2014年現在ECサイト運営代行というサービスがもてはやされています。
ECサイト運営代行とはどういうサービスかと言いますとECサイトを運営するにあたって必要な作業を全般的に請け負ってくれるサービスです。
ではECサイト運営するにあたって必要な作業とは何でしょうか。
上流から下流まで箇条書きで書きだしてみますと以下のようになります。
※ECサイト自体は完成している前提です。
1. ロードマップの作成…ECサイト運営戦略から売上、必要経費などの目標設定。また具体的に実施するキャンペーンの年間スケジュールまで立てます。
2. ローマドップの運用(PDCAサイクル)…現状がロードマップとズレがないかをチェックしズレがあった場合は施策の変更を行ないます。また、場合によってはロードマップ自体の微修正も行ないます。
3. 集客対策(広告運用・SEO対策)…ECサイトでは消費者がサイトを見てくれないと始まらないためその人を集めてくる作業です。
4. ページ制作・改修…キャンペーンを行うにあたって必要なページ制作やPDCAを行う上で修正の必要性が出てきたページを修正します。
5. 商品登録…随時販売可能な商品が増え次第商品をECサイトにアップします。
6. 受注処理・顧客対応…注文が入ったらそれを物流倉庫に対して出荷指示ができるまでに処理します。また、顧客の問合せなどに対しても対応します。
7. 梱包・発送作業…受注対応から出てきた出荷指示に従って梱包・発送を行ないます。
これらがECサイト運営に必要な作業となりますがECサイト運営代行とはこれらのうち1~5までを全て対応するサービスとなっています。
よって社内体制としては受注処理・顧客対応ができる担当者が1人いて別途倉庫へ出荷依頼ができる形ができればそれなりの売上までは耐えられるということになります。
ではどういった企業がこのECサイト運営代行を使うべきなのか。
例えばメーカーがこのECサイト運営代行サービスを利用するのは1つの良い選択です。
なぜなら小売店の場合はECサイト運営が売上の大部分を占めるのでそういったメインの業務を丸投げしてしまうことにはリスクが発生します。
逆にメーカーの場合はECサイト運営とは新しい1つの事業部を構築するイメージになるので
少ない人員で始められて全く別分野のノウハウが一気に入ってくるECサイト運営代行というサービスはうってつけだということになります。
ECを新しい事業部として確立させたいという思いのあるメーカー担当者にとってEC運営代行は1つの良い選択かも分かりません。
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