ECサイトのプロモーションを始める前に知っておきたいこと
ECサイトを運営されている方はどのような手法でプロモーションを行っているのでしょうか。
最近では、ツイッターやフェイスブックなどを使っている運営者が多いかもしれません。中には、流行しているから一応手を出してみた・・・という運営者もいるでしょう。
「流行しているから一応手を出してみた・・・」という目的も間違いとは言い切れません。とりあえずやってみるのも悪くはないのです。ですが、そのような暇があるのであれば、在庫調整やサイトのユーザビリティを整備するために人的資源やお金をかけた方が有意義かもしれません、ということなのです。
つまり、何を優先すべきかということですね。
もちろん、ツイッターやフェイスブックをやるのが間違っているわけではありません。きちんと活用すれば、心強い味方になってくれることは間違いないのです。
では、各々のプロモーションを確実に活かすにはどうしたら良いのでしょうか。ここで、それらを行う「目的」が重要になってくるのです。
ツイッター、フェイスブック、ブログ、広告出稿など、各プロモーションにはそれぞれ固有の目的があります。
「それぞれにどんな目的があるの?」という話が本題になるのですが、その話をする前に大切な前提があります。
それは、ツイッター、フェイスブック、ブログ・・・などは各々、全く別物だということです。
なんとなくブログやツイッターを始めてみたという場合に多いのが、それらの違いを意識せずに「同じもの」として利用してしまっているというケースです。
「インターネットに文章を書くのだから全部同じ」では決してありません。
まずはそのことを意識してください。ツイッターもブログもひとまとめに全部同じだと考えてしまうと、ツイッターでのつぶやきもブログ運営も続きません。「ちょっとやってみたけど、なんとなく更新をやめてしまった」という事態になるのです。
プロモーションとして利用することできるツールは、それぞれに特性が異なります。
そして、それらの特性にあった「目的」があるのです。
この目的を意識すれば、それぞれのプロモーションについてきちんと結果を検証することが可能となります。
「目的が達成されたかどうか」という指標ができるからです。
前回、「ツイッターのフォロワーが見込み客になる可能性は2.2%」というデータをご紹介しました。
もしツイッターを売上アップという目的のために行っているのであれば、一向に目的は達成されないことになります。
しかし、きちんとツイッターの目的を把握することができれば、たとえ売上に貢献していなくてもツイッターとしての役割を果たしているかどうかを測ることができます。
仮に目的が果たされていなければ、ツイッターをやめれば良いのです。売上が上がらない場合は、他に原因があります。売上が上がらないのは、ツイッターが原因なのではありません。
目的が果たされているのかどうかという指標でそれぞれのプロモーションを評価するべきなのです。
そうすれば、闇雲につぶやく必要なんてなくなり、プロモーションとして今何をすべきかが見えてきます。
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