フェイスブックをプロモーションに活用する目的とは?
フェイスブックでは商品をユーザーに対して直接販売するわけではありません。
フェイスブックはいわゆるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)と呼ばれるものです。SNSとは言わずもがなですが、インターネット上において不特定多数のユーザーと交流ができるサービスのことを指します。
フェイスブックに登録しているユーザーが、閲覧しているサイトの「いいね!」ボタンを押すことによってユーザーの個人ページにその「いいね!」を押したページに関する情報が掲載されます。さらにフェイスブック上で友人登録をしているユーザーへの個人ページにも「いいね!」を押したことの通知がされます。このようにして一人が「いいね!」ボタンを押すことによって他のユーザーにも情報がどんどん拡散されていく特徴があります。
このことを利用すればECサイトのプロモーションにもつながると考えられるのです。
しかし、フェイスブックは自社のECサイトそのものではありません。お店のページではありますが、フェイスブック上で販売を行うわけではないのです。
ですから、あくまでもツールとしてどのような目的で活用するのかが重要になってくるのです。
では、フェイスブックはどのような目的で利用すれば良いのでしょうか。
まず、フェイスブックの活用目的としては新規顧客の獲得というよりも固定客の創出に向いている点にあります。
全てのビジネスにあてはまることですが、新規顧客の獲得コストは固定客の維持コストは5倍かかると言われています。つまり、固定客を維持するコストは新規顧客を獲得するコストの5分の1で済むのです。固定客の存在は持続的なビジネスに必要不可欠だと言えます。
そこでフェイスブックを活用するのです。
自社のフェイスブックページにユーザーから友達申請をしてもらえれば、その後、自社が投稿するメッセージがユーザーの個人ページに届きます。さらには、メッセージのやり取りも容易なためコミュニケーションを活発にとることが可能となるのです。
そのため、商品のモニタリングをフェイスブック上で行っている企業もあります。
ユーザーのコメントなどは基本的に全て公開されますので透明性を確保することができます。
フェイスブック上でクレームを言われたとしても適切に対応すれば、逆に評判を上げることにもつながっていきます。
フェイスブックはユーザーとのコミュニケーションツールなのです。
もちろん、最終的には売上の増加につながることを期待したいところですが、フェイスブックはECサイトと顧客との関係性を構築し、維持していくためのツールだと認識してください。そうすれば、フェイスブックを活用する幅が広がっていくはずです。
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